RescaleのアプリケーションエンジニアであるAlex Huangがポストしたブログ記事の翻訳です。

Alex Huang – 2017年2月20日

このたびRescaleは、当社のプラットフォームで利用可能な強力な新機能、In-Browser SSH(ブラウザー上でのセキュアシェル)を導入しました。Linuxをサポートしているプロバイダーのコンピューティングクラスターを使用するジョブであれば、Live Tailigパネル(テールパネル)の下に実行中のクラスターに接続するためのSSHパネルが表示され、SSHを利用できます。

新しいIn-Browser SSH接続パネル

SSHがサポートされているハードウェア上で実行されるジョブの場合は、ジョブ設定でSSH公開鍵の設定をしていなくても使用可能です。ただし、SSH接続の必要性があり最大限に利用したい場合は、公開鍵を設定しておくことをお勧めします。

In-Browser SSHセッションを起動するには、2つの方法があります。IPリンクをクリックすると、SSHパネルに直接タブが開きます。右側のポップアウトアイコンをクリックすると、最大化された新しいブラウザーウィンドウ/タブが作成されSSHセッションが開始します。

IPリンク(赤枠)をクリックすると、SSH SessionタブにIn-Browser SSHパネルが開きます。別ウィンドウ/タブでセッションを開くには、ポップアウトリンク(青色の丸で囲んだ部分)をクリックします

新しいSSHセッションをタブで開いた場合、SSHセッションパネルにタブが開きます。 ANSIカラーがサポートされています

さらに、マルチノードクラスターを使用している場合、クラスターを構成する各ノードへの接続リンクが表示されます。これは、クラスター内の異なるノードにすばやく接続したい場合に非常に便利です。

クラスター内の別々のノードごとに接続エントリが表示されます

現在のところ、アクティブなSSHタブは、ジョブステータスビューがアクティブな状態のときだけ持続することに注意してください。つまり、[ステータス]ビューから[結果]ビューに切り替えた後に戻った場合は、SSHパネルは閉じられています。 SSHセッションを維持する必要がある場合は、別のブラウザウィンドウまたはタブでセッションを開始することをお勧めします。

In-Browser SSHターミナルはHTML Canvas要素を使用するため、コピー&ペーストは仲介用のクリップボードを経由する必要があります。それを開くには、SSHウィンドウの右上隅にある小さなタブをクリックします。このサイドパネルのテキストボックス内にあるものはすべてSSHセッションで使用できます。貼り付けには、WindowsではCtrl + Shift + V、MacではCommand + Vを使用します。

ブラウザ内のSSHパネルの右上隅にあるタブ(赤枠)をクリックして、クリップボードペインを切り替えます

HTML Canvasを経由するSSHのサポートは、グラフィカルデバイスが使用されないことを意味します。つまり、これはX11転送なしのテキストモードのみです。 X11転送が必要な場合は、適切なX11サポートがインストールされたOSのネイティブ端末を使用する必要があります。

また、ブラウザ内のSSHパネルは、そのジョブの所有者だけが利用できることに注意してください。ジョブ共有機能を使用してジョブを共有した場合は、ジョブの受信者はクラスターへのSSHアクセスを自動的に取得しません。

This article was written by Rescale Japan.

RescaleのRahul Vergheseが、2017年1月19日に記載したBlog記事の翻訳です。

元記事はIntroducing Persistent Clusters: a New Feature to Save Time & Money with Multiple Jobsをご覧ください。

Rescaleは、最新のデプロイメントで新機能のPersistent Clusters (以下、「永続クラスター」:マニュアルで起動/削除可能なクラスター)をリリースしました。この機能を有効にすることで、複数のインスタンスを起動してクラスタを構築し、シャットダウン(訳注:Rescaleシステムではシャットダウン後インスタンスは削除されます)することなく、Rescaleワークフロー(Web UI)を使用して複数のジョブを順番に同じクラスターへ投入できます。以前は、各ジョブ毎にクラスターが稼働し、ジョブの完了後は自動的にシャットダウンされるため、複数の小さなジョブを実行すると遅延が発生する可能性がありました。この新しい機能により、繰り返し処理の高速化が可能になります。これは、テストや同じハードウェア構成を必要とする複数のジョブに特に便利です。

時間とお金を節約

一般に、各クラスターがスピンアップしてシャットダウンするまでには数分かかります。永続的クラスターを有効にしておくと、クラスターに追加する各ジョブの時間とコストを節約できます。

なぜ?
標準のクラスターは、ジョブが完了すると自動的にシャットダウンし、後続のジョブも同じように起動してシャットダウンするため、別々のクラスターとしてそれぞれ課金されます。(訳注:通常、たとえ10分の計算であっても1時間分の課金となるため、10分で完了する連続する2つのジョブを実行した場合、2時間分が課金されます)一方で、永続クラスターを使用すると、クラスターはすぐに次のジョブの実行に使用できるようになるため、ジョブ間で別のクラスターをシャットダウンして起動させる時間を無駄にしません。それによって、同様のジョブを多数立ち上げるユーザーにとって、時間とコストを大幅に節約することになります。(訳注:上記の例だとちょうど10分の計算を待ち時間なく2つ連続的に実施できることになり、1時間分の課金で収まることになります。)

永続的クラスターは、設定した新しいスクリプトをテストしたり、シミュレーションの問題点をデバッグするなどのテスト環境でも役に立ちます。通常、ソフトウェアを終了させるエラーによってジョブが完了したとマークされ、クラスターの早期のシャットダウンが発生します。ただし、永続的クラスターでは、引き続き同じクラスターにジョブを投入して、コードを変更して繰り返し処理することができます。

永続的クラスターの有益な副産物は、ジョブをキューに入れる機能です。同じクラスターに複数のジョブをサブミットすることで、ユーザーはそれらを「キュー」することができます。Rescaleバックエンドは、クラスターが解放されるとサブミットされた順序でジョブを実行します。これは、当社の一部のお客様にとって有用なワークフローになる可能性があります。

いくつかのヒント

  1. 最初にすべてのソフトウェアをアタッチしておく:付随のソフトウェアはクラスターが初期化されたときにVMにインストールされるため、起動後は永続的クラスターのソフトウェア構成を変更することはできません。他にもソフトウェアを実行する必要がある場合は、最初にクラスターを起動するときに必要な各ソフトウェアをすべてインストールしておくことをお勧めします。ソフトウェアはプログラムの実行時にのみライセンスをチェックアウトするため、クラスターがアイドル状態のときではなく、ソフトウェア実行時に課金されます。
  2. 必要な最大コア数でクラスターを起動する:必要な最大コア数で永続的クラスターを起動することをお勧めします。ジョブごとにコア数を変えたい場合は、特定のジョブに使用されるコア数を制限するコマンドラインフラグ(「RESOUCES (https://support.rescale.com/)」の「Software Example / FAQ」セクションを参照)を使用できます。ただし、コアが使用されているかどうかにかかわらず、クラスター全体に対してユーザーへ課金されることに注意してください。今後、クラスターのリアルタイム拡張と縮小機能を追加する予定があります。Rescaleプラットフォームで今後のアップデートをご参照ください!
  3. クラスターをシャットダウンすることを忘れないように:最後に、処理が完了したら永続的クラスターを手動で終了することを忘れないでください。クラスターがアイドル状態であっても、クラスターがシャットダウンするまで料金が請求されます。

This article was written by Rescale Japan.

RescaleのアプリケーションエンジニアのAlex Huangがポストしたブログ記事の翻訳です。
元記事はIntroducing In-Browser Desktops: Instantly Launch Powerful HPC Visualizationsをご覧ください。

Alex Huang – 2017年1月30日

Rescaleは、便利な新機能であるIn-Browser Desktop(ブラウザー内で利用できる仮想デスクトップ環境)を当社のプラットフォームへ導入しました。この新機能によって、最新のWebブラウザーを利用するだけで、プレ/ポスト処理と視覚化のニーズに対応する、GPUアクセラレーションを利用したリモートデスクトップに接続できます。

In-Browser Desktopsは、実行中のジョブから視覚化ノードを起動するための最速の方法です。パスワードの設定、接続ファイルのダウンロード、トンネリングのためのスクリプトの実行は必要ありません。これは、ファイアウォールがあっても、HTTPSで簡単かつ安全にリモートデスクトップへアクセスできることを意味します。ブラウザーを通して、すべてシームレスかつ安全に実行されます。

デスクトップに接続する場合、In-Browser Desktopを使用するか、RDP(Remote Desktop Protocol)またはVNC(Virtual Network Computing)クライアントファイルをダウンロードして、すでに利用している自分のリモートデスクトップクライアントを使用することもできます。
実行中のジョブからの視覚化のためにn-Browser Desktopを起動する方法は次のとおりです。

ステップ1:実行中のジョブに対して“Visualize” (可視化)を選択します。


In-Browser Desktopの起動:ステップ1

ステップ2:“Launch” (起動)を選択して、デスクトップ設定を確認します。


ブラウザー内デスクトップの起動:手順2

ステップ3:“Connect using In-Browser Desktop”(In-Browser Desktopを使用して接続する)をクリックし…

In-Browser Desktopの起動:手順3

… ほら!以下のSTAR-CCM +の例に示すように、ブラウザーからジョブを直接監視することができます。


In-Browser Desktopの起動:手順4

自分のリモートデスクトップクライアントを使用して結果を視覚化する場合と比べてみましょう。これは、以下に説明する複数のステップのプロセスです。

  • ステップ1:オペレーティングシステム固有のRDPクライアントをダウンロードします。
  • ステップ2:パスワードの生成を選択し、パスワードをクリップボードにコピーします。
  • ステップ3:RDPクライアントファイルをダウンロードします。
  • ステップ4:RDPクライアントを起動し、ステップ3でダウンロードしたファイルを開きます。
  • ステップ5:システムが初期化されるのを待ち、ステップ2から適切なユーザー名とパスワードを入力してログインします。

This article was written by Rescale Japan.

Rescaleの米国中部地域担当セールスのJJ Jonesがポストしたブログ記事の翻訳です。
元記事は3 Hidden Benefits of Cloud HPCをご覧ください。

企業は、クラウド上のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)に移行し、柔軟で多様な、従量課金型のHPCリソースへのアクセスを実現しつつあります。同時に、これらの資産を管理することや膨大な資本と時間を費やすことの必要がなくなりました。シミュレーションをクラウドのHPCリソースへ移行することで、企業は以前からは想像もできない規模で多彩な標準タイプおよび特殊タイプのハードウェアを活用できます。クラウドを活用することで、エンジニアリングスタッフの潜在力を発揮し、イノベーションを次のレベルに引き上げることができます。クラウドHPCが成熟するにつれて、これらの明らかな利点は、HPCワークロードに対するクラウドへの動きを促進することです。しかし、定量化を明らかにしづらいその他の利点がしばしば見落とされていますが、それらは本当のクラウドの変革の力を表しています。
この記事では、クラウドに移行することで見過ごされがちな、変革上の3つの利点を見ていきます。

1.トップレベルのエンジニアのリクルーティングや雇用維持

多くの企業が、クラウド資源へアクセスできる環境を保有することが、高い能力を持つエンジニアのリクルーティングや雇用維持に役立つことに気付いています。業界(産業)に関係なく、技術者は仕事に最適なツールを求めています。最速のクルマを持つレースチームが確実に最も有能なドライバーを引き付けるように、最高のツールを提供する組織は最高の才能を引き付けることができます。チームに対して、クラウドで利用可能なシミュレーション機能にに対して深く幅広いアクセスを提供する企業は、現在のハードウェア環境に対する不満を防ぎます。新しい技術が利用できるようになると、エンジニアは既存の社内リソースが完全に償却されるのを待つことなく、流通する最新のテクノロジーにアクセスすることができます。これは、最高の才能を引きつけ維持する企業の能力に顕著な影響を与えています。最近のクラウドカンファレンスでパネルの中であるグローバルCIOが次のように述べました。「従来のインフラストラクチャを利用しているなら、偉大なプレイヤーは得られません」

2.組織のアジリティ

見過ごされがちなもう一つの利点は、クラウドが組織にもたらす全体的な柔軟性です。革新的なアイデアを提供したり、新説を打ち立てたりするためには、企業や従業員は最新のテクノロジーにアクセスする必要がありますが、設備投資は痛みを伴う(そして危険な)決定になる可能性があります。いったん組織が資金を確保し、長期的な調達プロセスを維持すると、現在の作業負荷を中断することなく移行するために人材配置をどうしたらよいのかという葛藤に直面します。クラウドによって、企業は必要に応じて素早く資産にアクセスすることができます。さらに、既存のワークロードを拡張してシミュレーション時間を短縮し、同時シミュレーションを実行することで、チームが日常的なタスクをより迅速に実行できるようになり、将来的に実行可能なタスクに集中できるようになります。この俊敏性と応答性は、企業が自社製品を次のレベルに引き上げることを可能にします。

上記の利点についての最も良い点は、それらを実現するためにクラウドに完全に移行する必要がないことです。既存の社内HPCリソースを使用している組織でも、引き続きそのリソースを使用可能です。才能のあるエンジニアに可能性を与えたり、新製品をリリースしたりする必要がある場合、クラウドの利用が突発させることも可能です。これを行うには、クラウドプロバイダーがターンキーであり、使用に長期的なコミットメントを必要としないことが重要です。(P.S. Rescaleはそうではありません!)

3.ITではなく、組織のコアコンピタンスにフォーカス

最後に、クラウドによって、組織はそのコアビジネスに集中することができます。あなたは飛行機や自動車を作ることができますし、薬を創ったり人工知能ツールをデザインすることもできますが、あなたはIT企業ではありません。企業は、膨大な時間とコストを費やすことに慣れてきており、正しいコンピューティングリソースがコアビジネスをサポートできるようになります。過去には選択肢がありませんでした。クラウドを完全に活用することで、組織はビジネスを推進する重要な戦略目標に集中して、必要なリソースの保守や管理をそのリソースを主要ビジネスとする人々に任せることができるようになります。ITチームは、従業員中心型のプロセスのサポートに集中するのを止めて、顧客中心型の収益創出活動に集中することができるようになります。

これらの隠されたクラウドへの移行の利点は、ROIの計算には簡単には現れません。これらのつかみどころのない側面の真の価値を数値化することは困難です。つまり、明白な利点は、クラウドへの移行を正当化するのにあまりに多く語られています。しかし、これらのつかみどこころのない利点は、組織がクラウドに移行すると必然的に現れます。これらは損益計算書に数値として直接表示されないかもしれませんが、市場シェアや収益性のような中核的なビジネス目標の長期的な上昇を目にすることによって、これらの存在を知ることになります。

This article was written by Rescale Japan.